週刊文春の08年9月18日号で七田式チャイルドアカデミーをかなり大きく取り扱って,過激な早期教育を批判しています。七田式の実名批判報道は大手メディアではあまりないので貴重だと思います。
看過できないのは,今や七田以外の幼児教室でフラッシュカードを使ってかなりあぶないことをやっている状況があるということでした。
このような状況を現場から批判している専門家として,慶応医学部小児科の渡邊久子医師,東大名誉教授の汐見稔幸などが挙がっています。なお公文式も早教育路線に当初突っ込んだのですが,自前で行った追跡調査の結果,成果が思わしくないことが判明したらしく,早教育路線は控えるようになったらしい。
七田式は公文式とだいたい同時期から活動しているということですが,当初から過激なフラッシュカードによるインプットという常識的には怖い教育をやってきているようです。
東京女子医大の小西行郎教授(小児科医かな)文科省の「「脳科学と教育」研究に関する検討会」の委員をやっている人ですが,光文社と集英社から新書を出していて一貫して,フラッシュカードなどを用いた早教育を批判しています。ただしあきらかに七田式を意識した書き方をしているものの,名指しはしていません。
なお,某出版社がわたしにニセ科学批判本の執筆を依頼しているのですが,七田を名指しでやっつけるというはスポンサーがらみで問題があるので避けてほしいと注文されています。