06日16時43分
内閣府が6日発表した6月の景気動向指数(CI、2005年=100)の速報値は、景気の先行きを示す先行指数が前月比2.9ポイント上昇の79.8となり、4カ月連続で改善した。上昇幅は現行指数と比較可能な1980年以降で過去最大で、生産関連だけでなく雇用を含めた指数が軒並み改善した。
基調判断は「下げ止まりを示している」とし、改訂値の改善を受けて上方修正した前月の表現を据え置いた。
先行指数は、最終需要財と鉱工業生産財の各在庫率や消費者態度など、10指標中9指標がプラスに寄与。中でも新規求人数は前月比で08年12月以来のプラスに転じた。