中国個人あて粉ミルク郵送2011年7月20日


フクシマの食品への影響は止まることがなく、このさきどうなるんだろうと思わない方はみえないと思います。これを中国検疫局(検験検疫局)はどう受け止め判断し、どのような施策を打ち出してくるか、直近では6月13日文書でしかなく、先のことは予断できません。

粉ミルクの中国への個人郵送は、第一に中国検疫局の判断、次ぎに中国税関の判断、税関は二次的なものです。
いまどうなっているんだ。どうしても身内知人に着いてもらわなくてはという方に最近以下の事柄があります。
注意していただきたいのは、事例は日本からでなく英国からのものです。
当然、中国検疫局の日本製粉ミルクについての対応は分かりません。

中国税関総署質疑応答[155775]、回答日2011年7月20日
担当武漢税関

問い合わせ内容要旨は、
1.友人に頼んで英国から粉ミルクを郵送してもらったが武漢税関に留め置かれている。
1.武漢税関「進出口物品報関通知単」を受け取った。
1.粉ミルク重量は4800グラム。関税支払は必要ですか。
1.税関手続きを委託できますか。

これに対する応答要旨は、
1.個人郵送物品は1000元を限度とし、税額は50元を超えれば徴収します。
1.粉ミルクは1キログラム20元で税額を計算し、4800グラムですから納税額は96人民元です。
1.郵便局に委託して税関手続きができます。「進出口物品報関通知単」の電話に連絡してください。


これらを読んで感じたのは、この郵送は、

中国税関総署質疑応答[144271]、回答日2011年1月19日
担当上海税関
の応答要旨の、

「あなたに、毎回粉ミルクを郵送する場合、5キログラムを超えないことを意見申し上げます。」を踏まえていることです。


以上。


いまのわたくしにはこれぐらいしか分かりません。しかし分からないからと言って、放棄は出来ません。
送る以上受取人の方がみえるわけですから、受取人の方が住所地を管轄する検疫局(検験検疫局)に事前相談し郵送判断されるのが最善策だと考えます。

あと、1月21日ブログ「中国個人あて郵送物品の粉ミルク数量制限と関税」http://blog.livedoor.jp/t99n/archives/1345281.html をも併せて参考にしていただければと思います。
このような状況ですから、投稿にためらいが出て晩くなりました(2011年8月4日)。