(週刊ポスト)[11/11/01]
1 やるっきゃ騎士φ ★==2011/11/02(水) 11:31:38.02 ID:???
厚生労働省が年金の支給開始年齢を現行の65歳から68~70歳への引き上げを検討していることは
大きな議論を呼んでいる。
さらに、将来的には75歳にまで引き上げることを画策しているとの指摘もある。
総務省の調査によると、現在、65歳以上の高齢者世帯(約2980万人)の6割は
年金収入だけに頼って生活している。
国民年金は満額支給されても1人6万5000円。
そこから介護保険料や健康保険料を天引きされる。
そのうえ、60代になると病院にかかる頻度が増え、60代後半の1人あたり医療費は50代前半の
2倍にハネ上がる。
60代後半の一人暮らしの男性の話を聞いた。
「65歳まで清掃のアルバイトがあったが、今はシルバー人材センターから回ってくる
道路の落ち葉清掃などで小遣い程度の収入があるだけです。
年金から健康保険料は引かれていますが、窓口の料金が高いから風邪くらいでは
医者にかからないようにしている」
年金制度の歴史と実務の両面に詳しい年金博士・北村庄吾氏(社会保険労務士)が
民間サラリーマンから見た「75歳受給の収支」を試算した。
今年の新入社員が70歳まで50年間、年金保険料を支払うと、総額約4200万円になる
(現役時代の平均報酬月額を40万円として試算)。
それに対して75歳から平均寿命までの5年間に受け取る年金の総額は約1000万円。
元を取るにはなんと96歳まで生きなければならない。これが75歳受給の現実なのである。