陸軍士官学校により、昭和９年頃に作成されたと思われる。改装だが、もとの表紙にあったと思われる表題「中華民国 留学生日本陸軍士官学校在学（姓別）名簿」はそのまま貼られている。22センチ。
内容は、索引2頁、「中華民国留学生 日本陸軍士官学校在学（姓別）名簿」49頁：アイウエオ順、備考で死亡12539;退校12539;入消の区別もある。
「期別 兵科 出身地 氏名 現官、地位、主ナル経歴 現住所」などが、例えば、次のように掲載されている。
「1 騎 湖北 雲夢県 呉祿貞〔呉禄貞〕 山西巡撫（ 明治四十四年暗殺）」「1 砲 河北 順天府 張紹曾〔下線あり〕 （昭和三年暗殺）国務総理陸軍総長歴任」「1 歩 湖北 荊州府 鉄良〔下線あり〕 前両湖総督」
「2 工 湖北 武昌府 藍天蔚〔下線あり〕 （大正十年暗殺）安徽都督」「2 歩 河北 順天府 良弼〔下線あり〕 （明治四十四年暗殺）禁衛軍統領」
「3 歩 浙江 杭州府 蒋方震 浙江省政府委員 上海極司非爾路」「3 騎 湖南 寶慶府 蔡鍔〔下線あり〕 （護国軍総司令（雲南起義主唱）」
「4 歩 湖北 徳安府 蒋作賓 駐日公使（前独逸公使） 東京」
「5 砲 浙江 紹興府 陳儀 福建省政府主席（前国民政府軍政次官、兵工署長代部長）日本陸大卒（大正八年） 福州」「5 歩 浙江 温州府 丁人俊 （李書城ノ改名）」
「6 歩 山東 済南府 孫傳芳〔孫伝芳〕 遼寧司令部顧問前東南五省総司令 大連市乃木町」「6 砲 湖南 長沙府 程潜 前任国民軍第六軍長 上海」「6 歩 山西 代州 閻錫山 （前山西省主席中華民国政府主席軍事総司令） 太原」「6 砲 雲南 東川府 唐継堯〔下線あり〕 前雲南督軍」「6 歩 雲南 永昌府 李根源 国務総理、陸軍総長歴任 江蘇省蘇州蘇我十全街」「6 砲 江西 南昌府 李烈均 国民政府中央委員広東政府中央委員 上海」
「10 騎 四川 成都府 張群 前上海市長兼兵工廠長現在湖北省政府主席 武昌」
「11 歩 興應府 何應欽〔何応欽〕 南京政府委員中央訓練総監前国民革命軍第一師長国民政府軍政部長北平軍事委員会分会委員長」などとある。
附として、「期別名簿」18頁：第一期学生四十名（明治三十三年十二月入学、明治三十四年十一月卒業、本邦第十三期相当）～第二十七期学生二十五名（昭和九年四月入校、昭和十一年六月卒業予定、本邦第四十八期生相当）と「出身省別名簿」（30省）18頁がある。
『士華』（1930.3）の附録にある期別の「陸軍士官学校入学中華民国及前清人名簿」（昭和五年調）をより充実させたものであろう。
なお、『会員名簿』（成城学校校友会：1935.7）の留学生部の名簿も参照のこと。
歩科課程2年、應1904年卒業、16期。和蔡将軍同期。蔡将軍１９０４年回国、対的上。
内容は、索引2頁、「中華民国留学生 日本陸軍士官学校在学（姓別）名簿」49頁：アイウエオ順、備考で死亡12539;退校12539;入消の区別もある。
「期別 兵科 出身地 氏名 現官、地位、主ナル経歴 現住所」などが、例えば、次のように掲載されている。
「1 騎 湖北 雲夢県 呉祿貞〔呉禄貞〕 山西巡撫（ 明治四十四年暗殺）」「1 砲 河北 順天府 張紹曾〔下線あり〕 （昭和三年暗殺）国務総理陸軍総長歴任」「1 歩 湖北 荊州府 鉄良〔下線あり〕 前両湖総督」
「2 工 湖北 武昌府 藍天蔚〔下線あり〕 （大正十年暗殺）安徽都督」「2 歩 河北 順天府 良弼〔下線あり〕 （明治四十四年暗殺）禁衛軍統領」
「3 歩 浙江 杭州府 蒋方震 浙江省政府委員 上海極司非爾路」「3 騎 湖南 寶慶府 蔡鍔〔下線あり〕 （護国軍総司令（雲南起義主唱）」
「4 歩 湖北 徳安府 蒋作賓 駐日公使（前独逸公使） 東京」
「5 砲 浙江 紹興府 陳儀 福建省政府主席（前国民政府軍政次官、兵工署長代部長）日本陸大卒（大正八年） 福州」「5 歩 浙江 温州府 丁人俊 （李書城ノ改名）」
「6 歩 山東 済南府 孫傳芳〔孫伝芳〕 遼寧司令部顧問前東南五省総司令 大連市乃木町」「6 砲 湖南 長沙府 程潜 前任国民軍第六軍長 上海」「6 歩 山西 代州 閻錫山 （前山西省主席中華民国政府主席軍事総司令） 太原」「6 砲 雲南 東川府 唐継堯〔下線あり〕 前雲南督軍」「6 歩 雲南 永昌府 李根源 国務総理、陸軍総長歴任 江蘇省蘇州蘇我十全街」「6 砲 江西 南昌府 李烈均 国民政府中央委員広東政府中央委員 上海」
「10 騎 四川 成都府 張群 前上海市長兼兵工廠長現在湖北省政府主席 武昌」
「11 歩 興應府 何應欽〔何応欽〕 南京政府委員中央訓練総監前国民革命軍第一師長国民政府軍政部長北平軍事委員会分会委員長」などとある。
附として、「期別名簿」18頁：第一期学生四十名（明治三十三年十二月入学、明治三十四年十一月卒業、本邦第十三期相当）～第二十七期学生二十五名（昭和九年四月入校、昭和十一年六月卒業予定、本邦第四十八期生相当）と「出身省別名簿」（30省）18頁がある。
『士華』（1930.3）の附録にある期別の「陸軍士官学校入学中華民国及前清人名簿」（昭和五年調）をより充実させたものであろう。
なお、『会員名簿』（成城学校校友会：1935.7）の留学生部の名簿も参照のこと。
歩科課程2年、應1904年卒業、16期。和蔡将軍同期。蔡将軍１９０４年回国、対的上。
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