後場寄り付きは、前場の好地合いを引き継ぎ、買いが先行し、午後零時40分に1万5958円91銭(前日比300円71銭高)まで上昇。その後、いったん上げ幅を縮めたが、日銀が追加緩和を賛成多数で決定(午後1時44分発表)したことを受け、急上昇。円安進行とともに先物に大量買いが流入し、午後1時47分に1万6357円71銭(同699円51銭高)まで値を上げた。その直後に上げ一服となったが、さらに一段高。午後2時48分には、この日の高値となる1万6533円91銭(同875円71銭高)を付ける場面があった。
東証1部の出来高は40億1278万株、売買代金は4兆1982億円。騰落銘柄数は値上がり1694銘柄、値下がり120銘柄、変わらず19銘柄。
市場からは「追加緩和がサプライズとなり、先物買い?インデックス買いの大波が起こった。あまりにも急激な上げで、来週の動きは判断しづらい。ただ、TOPIXはまだ年初来高値に届いておらず、TOPIXが先行していかないと全体を持ち上げるのは難しいのではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。
提供:モーニングスター社